Phleguratoneの音楽ゲーム雑記帳

私、Phleguratoneが下手なりにBMS・PMS・DTX・Stepmania等に関する記事をポストしていく音ゲー系ブログです。随時更新中。

「GroundbreakinG DJMIX 2021」質問回答並びに今回のDJMIXの解説記事

先日8/29(日)に配信された「GroundbreakinG DJMIX 2021 [DAY2]」 に向け、GroundbreakinG運営に送信した質問回答ファイルの一部、とフルバージョンを含めたDJMIXの解説を以下に書いておきます。
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【質問回答】


1. 普段の活動内容
2010年頃から一応インプレーヤーとして活動を開始しましたが、2012年からはBMS投票企画、更に2016年からイベント主催などの企画者として活動しております。
今年からは作曲&BMS制作にもチャレンジ中です。
soundcloud.com



2.GdbGと出会ったきっかけ

確かFALL氏が運営しているニュース系ブログ「びにゅう2.0」もしくは「びむらじ」で知った気がします。
いやー「びにゅう」でいきなり見た(↑のリンク参照)エントリーでのこの突然の勝利宣言には正直吹きましたww

……と調べ直す前には思っていたんですが、正確には今は無きbamgra氏の「BMS memo」かkisamaさんの「メモメモ」のニュース欄で知ったと思います。
あと、先日閉鎖されたloca氏の「locaのBMSれび~う」だったかも?
真っ先に「UNDERGROUND」Discを再生して「ガラスのブーケ」に一聴惚れしたのも良い思い出です。
以降は毎年必ずDLして楽しませてもらっております。



3.応募時のコメントに書ききれなかった想い (&配信時の副音声トーク用DJMIX short ver.解説文)


【HP掲載用コメント】

――人生においての良き出会いというものは、何も“耳ざわりの良い”ものばかりとは限らない――
そんな類な事をこのMIXを作っているうちに感じました(……まあ、耳ざわりの良いものも大好物なのですが)

GroundbreakinG、今年も新作リリースおめでとう&ありがとうございます!
(^^)<これからもGroundbreakinGをずーーっとずうーーーーっと応援していきますね!!!!!!!!1111
↑このコメントの元ネタが分かる人はかなりのkusofumen loverだと思います。


【楽曲選曲基準】

※今までのDJMIXで未使用楽曲であることを前提
①曲のテーマに「発見」「出会い」の要素が含まれるものや、耳慣れない・独自性の強い曲を選出する
「Groundbreakingシリーズ10周年記念全曲投票」上位3曲
第3位『Credits EX』Frums →short ver.は構成の都合上『Pictured as Perfect and Plus』に入れ替え。フルバージョンは2曲とも使用。
第2位『PROMAXIMA』Istasha (Nego_tiator)
第1位『Pernicious Deed』SABREMISSILE(cybermiso)
※本来は上記3コンポーザーの曲を2曲ずつ選曲するはずだったのですが、尺が足りず結局1曲ずつに……フルバージョンは2曲ずつ選曲しています
曲展開がいわゆるProg Rockもしくはそれに匹敵する楽曲
④上記の曲の繋ぎやストーリーの流れに沿った楽曲
もう単純に自分が好きな楽曲

以上の5条件のいずれかを満たす楽曲をセレクトし繋いだMIX音源です。
……が、思い通りのDJMIXにしようとすると規定時間の45分以内に収まらなかったため、かなり曲や展開を削って短縮したヴァージョンとなっております。


【何故この構成に?】
(MIX内容のネタバレを含むので、なるべく上記のDJMIXを全部聴いた上での閲覧を推奨)

DJMIX制作にあたり、選曲を考え(るため未使用曲リスト制作のためのAccessファイルを作り)つつ構成を考えてみたのですが、初めてのことなのでやはり難航。
気分転換にspotifyで好きなProg Rockの曲を聴いていくうちに「長尺曲の名曲から曲構成を借りてGdbG楽曲で再現してみたらどうだろう?」と思いつきました。
候補として、DJMIX→テープ編集が合間に入っている曲が良いだろうと思い、好きな長尺曲であるYes「Close to the edge(危機)」Soft Machine「Facelift」「Out-Bloody-Rageous」の中(いずれも18分超)から一番DJMIXらしく、かつ選曲対象の曲で再現するのに程良いと思った「Facelift」を選びました。
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youtu.be
↑全曲オススメなので聴いて欲しいですが、今回のDJMIXではこの「Facelift」音源版が重要な役割を果たしているので特に試聴推奨です。
当初は「Facelift」の曲構造に沿った展開通りに曲を繋いでいく予定だったのです……が、最終的には部分部分のみの採用となりもはや全体的には別物の展開になりました。


以下選曲した各曲についてコメント


ゆめのつづき [Long ver.] (~Continued)
ロングバージョンのアウトロがゆっくりフェードインして上がりきったところで曲終了となります。果たしてこの始まりの意図とは?

pxe/1
構成の元にした「Facelift」イントロ部のアンビエントチックな部分の曲を探している時に聴いていてしっくり来たので選曲。元々のBMSコンセプトもアンビエントなのでそれなりにハマっていると思います。しかしフルで流そうとすると規定の45分を超えるので前半だけ使用しました。

天国と地獄の結婚
GdbGの選曲の広さのアピール、かつ次曲のJack-the-Ripperの前奏の意味合いも兼ねて選曲。
が、フルバージョンは流石に長すぎるため冒頭の1分辺りのブレイク部分までを使用することに。「ピアノソロだったはずだから密度がスカスカな部分はあるだろう」と思って聴き直したら音の切れ目が殆どなかったのでちょっと採用する部分を決めるのに悩みました。

Jack-the-Ripper ♦♠♥♣
選曲した最大の理由が実は次曲の「Mortuaryとアウトロ(と元BMSのSta氏のBGA演出)でストーリーが繋がるから」だったりしますが、ささくれ氏やSHIKI氏が生楽器を演奏できる方であると「発見」したのもこの曲のおかげです。BM9820ATで実際に生演奏を見られたのはとてもうれしかったですね。
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Mortuary(Gdbg edit)
コンセプト含めBMS版も好きだったんですが、正直GdbGに入ったのが凄く意外でした。で、GdbGの選曲の広さをアピールする意味でもDJMIXの最初と最後以外に入れることは2020年の全曲先行試聴配信のトークを聞いた時点(Discの最初に入れるか最後に入れるかしか無かった旨の発言)で確定済みでした。
まあ良いか悪いかは別として、この曲もある種の「出会い」をテーマとしてますよね?

Vorota Collapse
さて、Mortuaryの後に何を繋ごうかと考えた時、最初はxi氏の曲で展開を一気に反転させることをまず考えたのですが、未使用曲を追って聴いているうちにこのeicateve氏の激しく劇的な名リミックスに突き当たり、Mortuaryに繋ぐならこれがベストだと思ったので入れています。この後にフルバージョンでは前述のxi氏の曲に繋いでいます。

Aragami
自然的な神聖さと前曲から続く激しさとジャンル名(LIFE STREAM)で選曲しました。Jack-the-Ripperから始まるMIX内ストーリー(死→彷徨→絶望・怒り→自然への昇華)はこの曲で一旦完結します。いやーショートバージョンにも入れたかったのですが尺が(ry 元はMortuaryから直接繋ぐ案もあったりとか。

Pernicious Deed
「Groundbreakingシリーズ10周年記念全曲投票」第1位曲。前述通りcybermiso氏の曲は2曲入れたかったのですが、どれも長尺でフルで入れると余裕で尺が足りなくなるうえ、つまんで短縮しようにもどの部分を採用するかが非常に難しかったです。Aragamiの神聖な雰囲気から再びダークなムードに聴く者を引き入れていきます。

ダイナモと白昼夢
阿部薫氏(サンプリングされているサックスを吹いているのが彼)の音楽はもっと人口に膾炙しても良いと思う。そこに纏わりつくASA-CHANG & 巡礼の『花』……そんなビートに噛み合ったLINDA氏の絶妙に気怠いラップも聴きどころ。

THE SEVEN
2010年初出時からGdbGで一番好きな曲がこの曲です。ラップの疾走感と音の組み合わせが独特でモノクロなビートの饗宴がたまりません。

feeling派(Gdbg Edit)
BM9820ATにて「やべえよ~この曲神だよ~~(大意)」とSyatten氏がDJしてる時にブースの真ん前で呟いてる方が居てすごく印象に残ってるのですが、この曲を初めて聴いて自分もそう言っちゃいそうになるぐらい良かったので入れました。
THE SEVENとはラップ音源活用繋がりというのもあるのですが、まさか氏も同じサービスを利用していたとは……

colorbar
feeling派が深夜放送の古い日本映画なら、こちらはTV局のオープニングの担当かなと思って選曲。時代を選ばないタイムレスな楽曲だと思います。

God Morning (Blu-ray Special Edition)
BMS初プレー時からBGAと壮大でおしゃれな構成に惹かれた曲です。完全に朝のTVアニメ枠として選曲。

ロリキート ~Flat design~
ポップログレとかジャンル的にこのMIXに入れるしかないだろう! と思って選曲したものの尺の関係上ショートバージョンでは外さざるを得ず。

introspect
これも大好きな曲です。BGAの内的世界を一人駆け巡るワクワク感がたまらないですね。

Bouquet colore (long ver.)
前曲から繋がる当DJMIXのサビ担当。「Facelift」のアツい展開に最も適っている曲として選曲したのですが、ショートバージョンでは泣く泣くオミットせざるを得ず……

Poison AND÷OR Affection
「P地帯」第1曲目。この複雑なリズムと展開の目くるめく感はまさにプログレ!! という事で選曲。丸ごと入れたかったのですがやはり一部分の展開をつままざるを得ませんでした。

PROMAXIMA
「Groundbreakingシリーズ10周年記念全曲投票」第2位曲。「P地帯」第2曲目。このアツい展開のプログレっぷりは「Facelift」のサビに相当するパートの1つとして選曲しましたが結果としてショートバージョンは予定よりも後半に。

Pictured as Perfect and Plus(A、~2:33)
「P地帯」第3曲目。BOFシリーズでの作者・プレーヤー間でのwin-winな「新たな出会い」を実現した作者の筆頭の1人がFrums氏ではないでしょうか。予想できない追加された後半部分の展開もさることながら、全曲先行試聴配信での演出でも強く印象に残っている曲であります。

Credits EX & w = addict EX(Simultaneous)
本来はCredits EXとマッシュアップさせるつもりだったんですが、期限までに上手く混ぜることが出来ずショートバージョンではw = addict EX単曲でのミックスとなりました。この曲のコンセプト上、MIXで使うとするなら誰もがFrums氏の曲と合わせたくなるとは思います(よね?)
ああああ氏、翡翠イスカ氏、梅干茶漬け氏の「ああ…翡翠茶漬け…」チームも上記の「新たな出会い」を実現した作者(チーム)の筆頭だと思っております。
さて、フルバージョンのMIXではCredits EXが左チャンネル、w = addict EXを右チャンネルに流し、中央に「Facelift」のクロスフェードパートの再現としてPictured as Perfect and Plusがうっすらと流れている感じに上手くしたかったのですが……どうでしょう?
このマッシュパートのみの別ミックスとなるmosaic ver.を準備中ですのでいずれ公開出来たらと考えております。

Pictured as Perfect and Plus(B、4:00~5:05)
構成の元にした「Facelift」にはメインパートであるライブ音源部の合間にスタジオで録音したパーツが入り込み、あたかもマッシュアップの様な状況になるパートがあるのですが、その部分をこの2曲で再現し……たかったのですが、同時再生時にどちらかの曲を薄く聴こえるようボリュームを上げるとどうしても音がクリップしてしまうため、泣く泣くフェードアウト→フェードインで処理することにorz

Buuuuuuurstraffic (extended mix)
この曲も単純に好き枠なんですが、HOUJIROU氏の新たな激しい一面を「発見」したトラックとして選曲しました。まあ、制作中にこのツイートを見た事も決めての一つだったりします。

Spicy Mackerel And Nice Soybean paste(おいしいさばみそ remix)
cybermiso氏の2曲目。しつこく粘っこいビートがとても中毒性高し。

Hyper Fiber World Spectrum
世界を駆け巡るかの様な展開がプログ・ロック的だと感じて選曲。

Online
一聴して耳を惹くキラキラとしたビートが特徴的な牧野氏の一曲。

新 漢江水打令 (The New Han River Anthem)
この曲も単純に好き枠として選曲。韓国発の新たなアンセムとの出会い、と言ったところでしょうか。

Holy Prayer
「Groundbreakingシリーズ10周年記念全曲投票」の各アルバム部門で2014のDisc1に票が1つも集まらないという結果になったので、「最も推されていないDiscから選曲しよう」と感じ、前後の曲と流れの合うこの曲を選曲しました。

エンバディメント ~2010 flynation mix~ (full)
今回のDJMIX制作にあたり、GdbG過去作を聴き直していくうちに一番くらった曲がこのY.W氏の「エンバディメント」でした。締めとしても物凄く合ってると感じたので最後に配置しました。Y.W氏は人生で初めて知ったオリジナルBMS作家の一人でもあるのでそういった昔の「新たな出会い」の意味も込めて。

ゆめのつづき [Long ver.](Halfway~)
ロングバージョンのイントロがゆっくりフェードインしてきて曲が大体進んだ後にフェードアウトしますね。果たしてこの終わりの意図とは?


4.好きなBPM
音楽的な意味で好きなBPMは特にありません。字面で言えば9が付くもの(99とか)やゾロ目(111とか)・シンメトリックBPM(212とか)ですかね。
基本的にSPEEDCOREやEXTRATONEで無ければBPMを意識して聴くことはまず無いですね。あとはII-L氏が提唱している「psy footwork」(BPM170固定)位でしょうか。
ちなみに好きな拍子は分子が2桁の拍子(~10/4や13/8 etc)、好きな連符は奇数連符(5・7・11……連符)です。